職業プログラマの休日出勤

職業プログラマによる日曜自宅プログラミングや思考実験の成果たち。リアル休日出勤が発生すると更新が滞りがちになる。記事の内容は個人の意見であり、所属している(いた)組織の意見ではない。

忙しさから遠ざかれ

数ヶ月前、近所のスーパーが閉店した。
閉店の2ヶ月前くらいから、忙しくてそのスーパーには買い物に行けてなかった。忙しさから解放されて「さぁ買い物に行こう」と思ってスーパーに行ってみたら真っ暗、だった。
「あぁ、俺が買い物をしなかったせいで経営不振に…」という気持ちはあって、すごい無力感に襲われた。(実際には、住民の一人が買い物できなかった程度ではスーパーは潰れないだろう。)

話は変わっておおよそ10年前のこと。外的要因によって精神を病んでしまった友人が居て、MSN MessengerMicrosoftさんが運営していたチャット)で話を聞いたりアドバイスしたりしてたんだけども、自分の仕事が忙しくなってなかなか返事を返せなくなって、しばらくしたら死亡していた、ということがあった。自分が返事を返すことができていたら助かっていたかもしれないという思いはあって、やはり無念だった。

人の死とスーパーの閉店とを同列に並べるのは変な話ではあるが、「自分の忙しさのせいで助かったはずのものが助からなかった」という思いを抱いたという点ではこの2つの出来事は全く同じだ。



…という話や思考があったことを、ここ最近の忙しさを振り返っていて思い出した。
断言しよう。忙しくしていることは「悪」である。自分の生活の中から、重要度の低いものはどんどん削ぎ落としていくべきだ。


自分自身の忙しさを測る(≒数値化する)手法は、睡眠時間の統計を取るというのが最も一般的だろうけれども、もしかしたら、自分で気付かないうちに家事を放棄して睡眠時間を確保しているかもしれない。
そうなったときでも、自分の忙しさを測るにはどのようにしていれば良いのだろうか?
例えば「近所のスーパーの特売情報を10秒以内に思い起こすことができなかったらアウト」といった基準は持っていても良いのかもしれない。

今日の教訓

近所のスーパーの閉店に気付かないのは相当ヤバイ。