今日は秋の情報処理技術者試験の日でした。
他にも「横浜ジャズプロムナード」や「PHPカンファレンス」など様々な魅力的なイベントが衝突した一日でしたが、私は試験を受験することを選択しました。
試験の受験記は別の記事にしますが、ここでは証明写真についてログを残しておきたいと思います。具体的には「ピクチャン」というサービスを利用して写真を印刷した話です。
前提となる話
私が必要としていた証明写真は、情報処理技術者試験の受験票に貼り付けるサイズ、つまり 縦4cm x 横3cm のものです。直近6ヶ月以内に撮影されたものである必要があります。
証明写真の専用機について
駅やショッピングモールなど、様々な場所で証明写真撮影のための専用機が設置されています。しかし、これらの価格は世間の物価上昇率よりもはるかに高い速度で高騰しています。数年前*1は600円で撮影できていたのが、今では900円と、1.5倍の価格になっています。品質は良いのですが、ちょっと高いですよねぇ。
検索
当初、「スマートフォン(+三脚)で自撮りして、それをいい感じに拡大縮小加工して、それをコンビニのコピー機で写真印刷したら安く済みそう」と考えました。これを実現する上での技術的な障壁は次の通りです。
- どれくらいのサイズで印刷すれば 4cm x 3cm になるのか、計算がちょっと面倒
- そもそもコンビニのコピー機で写真の光沢紙の用意があるのか不明、あったとしても値段も不明
前者は努力で解決できるとして、後者は無かったら解決のしようがありませんので、まずは後者の疑問を解決するべく検索をしました。すると「ピクチャン」がヒットして、こいつは前者の問題も一緒に解決してくれることがわかり、利用しようと思いました。
ピクチャンによる印刷の流れ
今回利用した時点においては、以下の流れで印刷に至りました。
プリント予約番号は安全なの?
見ての通り、採番されたプリント予約番号に対して総当たり攻撃をかけることで、他人の証明写真を(有償で)印刷することができてしまう仕様です。一見すると怖いことではありますが、以下の条件が「同時に」満たされていることから、実用上は十分に安全であると私は認識しました。
- 総当たり攻撃は、コンビニのコピー機からのみ実行することができる
- データは1週間で消える
- 8桁?の数字で構成されている
1回の試行に30秒かかるとすると、総当たりするためには1人で3万4千日を超える作業が必要となり、総当たりが終わるまでにはデータは消えていると言えます。攻撃する側の立場で言うと、十分に「割に合わない仕事」となるでしょう。
銀行のキャッシュカードの暗証番号が、4桁とかいう「あっという間に総当たり攻撃できちゃう」内容なのに実務上は安全である、というのにとても似ていますね。
銀行のキャッシュカードは、暗証番号確認がATM経由でしかできないことと、同じキャッシュカードで暗証番号を複数回間違えたらロックかかるという仕組みで安全を保っています。これらの前提が崩れたら、4桁暗証番号はあっという間に安全ではなくなります。どこぞの銀行では、インターネット経由で暗証番号を入力させて認証に使ってるなんてこともあるようですが、はてさて…😰
ピクチャンと証明写真専用機の使い分け
以下に「全て」当てはまるときは、ピクチャンの方が良いかもしれません。
- スマートフォンや、PC接続可能なデジタルカメラ等がある
- 三脚を持っている or 撮影してくれる人が自宅や職場などに居る
- 写真の基本的な技術(照明の向き、背景のセッティング、色の話、等々)を習得している、または撮影してくれる人がこれに該当する
- 行動範囲内にコンビニ(種類はピクチャンのサイトを参照)がある
逆に、以下に当てはまるときは、証明写真専用機の方が良いかもしれません。
- 撮影技術や撮影環境が無い
- 自分の仕事の稼ぎを時間換算したら、「撮影してコンビニに行って帰ってくる時間」から「証明写真専用機に行って撮影して印刷して帰ってくる時間」を差し引いた時間で700円以上稼ぐことができる
- 差し引いた時間が10分だと仮定すると、仕事での稼ぎが時給換算で4,200円を超えるとき、ということになりますね。月間労働時間が160時間でボーナス無しなお仕事の場合、年収が約800万円を超える人となります。まぁ、この計算をやってるだけで数分かかるかもしれませんけどね😂
- コンビニのコピー機が他者によって占有されているリスク(例:大量の文書のコピーをやってる先客が居る)が怖い程度に急いでいる場合
- 証明写真専用機は、悪意を持ってイタズラしているクソ野郎を除けば、長時間占有されるリスクが十分に低い資源です。
さいごに
たぶん、次回の資格試験においても、私はピクチャンのお世話になるだろうと思います。
*1:たぶん5年前とか