COVID-19 の感染拡大防止のために外出自粛令などが出されていますが、その関係で職業音楽家に多大なる影響が出ているだけでなく、我々アマチュア音楽家も演奏や練習の機会を失っています。
これにより暇になったので(仕事は山積みだけど😅)、多重録音にもうちょっと精を出そうと思いました。
その結果がこちら
youtu.be
この記事の続きは、どんな機材を使っているのか?とかの話です。
主要機材リスト
iPhone 11
別に11である必要は無く、筆者が11を使っているってだけの話です。
lightning端子があってiOS10以上が動いていればOK(というのは最低限の話です。最新のstableのOSを使うべきです。)
Acapella from PicPlayPost
apps.apple.comiPhoneアプリです。多重録音(+録画)をやってくれるアプリです。アプリの使い方を解説する動画は、YouTubeでも(英語圏では)いくつかアップロードされています。
30秒以内の動画を基本的な機能で撮るのは無料でできます。もっと長い動画を撮ったり、高度な機能を使ったりウォーターマークを変更したりするにはsubscriptionの購入が必要です(金額は変わったりするから買うときに確認してね。筆者が年契約したときは年額5300円でした。月契約だと月額1000円を超えてたので、年契約が良いかと)。
Shure MVi
iOSに音声入力インターフェイスを追加してくれるやつです。他にもオーディオインターフェイスは何種類かありますが、有力な競合製品である Roland GO:MIXER には次のような情報があります。
When using the Roland GO:MIXER with Garage Band, it is not possible to monitor existing tracks through the GO:MIXER while simultaneously recording a new performance.
https://rolandus.zendesk.com/hc/en-us/articles/115002753006-GO-MIXER-Setup-With-GarageBand
多重録音をするにあたって、録音済のトラックおよびメトロノームを聴きながら演奏することはとても重要なのですが、 GO:MIXER 経由のモニタでは、それは不可能なようです。GarageBandでできないならAcapellaでもきっと無理でしょう。たぶんiPhoneから出されるモニタの音を Air Pods とかで聞くことができるのだろうと思われますが、筆者は Air Pods を持っていない上に iPhone 11 は既に 3.5mm のインターフェイスを削除したモデルですので、筆者にとっては GO:MIXER は無いかな、と思いました。誰か Air Pods と GO:MIXER の組み合わせで多重録音上手く出来てるようなら、その情報も見てみたいです。
一方、AcapellaのFAQの中では、推奨されるオーディオインターフェイスが紹介されていました。その中の一つが Shure MVi です。アプリ開発者に推奨されているのならきっときちんと動作するのだろうと思い、安物買いの銭失いを避けるべく、MVi を買いました。
Shure Mvi - For musicians who play an instrument, this device offers a 1/4 and XLR input so you can plug your instrument directly into the device. Similar to the MV51, it also offers a headphone jack for monitoring capabilities.
https://intercom.help/mixcord/en/articles/2635514-acapella-ios-external-microphone-attachments
テナートロンボーン
jupitermusic.com
Jupiter製のものを使っているのですが、型番は不明で、15年以上前に中古で買ったものなので仕様もよくわからない状態です。
謎の機材ですが、これも筆者の愛用品です。
どう繋いでいるのか?
- 「サイレントブラス」の「ピックアップミュート」は、楽器に合ったものを選びましょう。
- 「ケーブルその1」は、両端が3.5mmステレオミニのケーブルであれば良いです。サイレントブラス(スタジオ無しのミュートだけのものにも)付属しているようです。「専用ケーブル」という名前になっていますが、実態は両端ステレオミニのようです。
- 「サイレントブラス アンプ」は、正式名称は「パーソナルスタジオ」のようです。現行のモデルは、単三電池2本で稼働します。
- ミュート入力のところに、ケーブルその1を通してピックアップミュートを接続することになります。
- Phone出力のところに、ケーブルその2を通して Shure MVi に接続することになります。
- 「ケーブルその2」と「変換コネクタ」
- 技術的には、サイレントブラス側が3.5mmステレオミニで、Shure MVi 側が 1/4" 標準モノラル です。この両端を接続できれば何でも良いはずです。
- 筆者は、両端が3.5mmステレオミニプラグになっているケーブル(つまり、ケーブルその1と同じですね)と、ステレオミニジャックから標準プラグへの変換を使いました。
- 「ケーブルその3」は、Shure MVi に付属しています。iPhone側は lightning で、Shure MVi 側は USB の micro B のようです。
収録時のトラブル
録音が一度終了する度に Shure MVi の出力レベルが初期化される
毎回設定するのは面倒くさいです。MVi が悪いのか Acapella が悪いのかはよくわかりませんが、これが改善したら凄く快適になります。
iPhoneからの音声入出力が途絶えると Shure MVi の電源が落ちる
モニタ用の音声は Shure MVi から拾ってヘッドフォンに飛ばしていますので、Shure MVi の電源が落ちたり入ったりする度にノイズが耳にきます。ちょっとつらいです。モニタを Air Pods とかから取れれば問題が無くなるような気もしますが、前述の通り持っていないので、試していません。
被写体の顔が変
うっ…🤦♀️
さいごに
こんな感じで機材を使って、多重録音を楽しんでいきましょう〜