2016年も残り10時間を切りました。
突然ですがここで2016年に作ったものをまとめておきたいと思います。
公開しているソフトウェア
いわゆる「大作」はありませんが、どれも役に立つものばかりです!
PDF手書き支援ツール pdftk_wrapper
pdftk
の本当に最低限の機能をWebアプリとして提供します。
紹介記事:さぁ、PDF手書きの世界へ。 - 職業プログラマの休日出勤
github.com
Amazon CloudWatch Logs 閲覧ツール CWLReader
Amazon CloudWatch Logs のログを tail -f
みたいな感覚で全部読みたい人向けのツールです。お好みのWebサーバにhtmlファイルを1個置くだけで使えます。
紹介記事:CloudWatch Logs のログを華麗に読む CWLReader を公開 - 職業プログラマの休日出勤
新バージョン紹介記事:CloudWatch Logs を華麗に読む CWLReader v1.2 - 職業プログラマの休日出勤
github.com
突然の死
_人人人人人人人_ > 突然の死 <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
このような 吹き出し を簡単に作るための iOS のアプリです。
最初のバージョンは2014年に作ったのですが、今でもOSのアップデートなどへの対応をやっています。
AppStore:突然の死を App Store で
SVGスクラッチくじ
SVG 1.1 と JavaScript で作ったスクラッチくじです。マウスでもタッチデバイスでも削って あたり を引ける! これは SVG Advent Calendar 2016 の3日目でした。
紹介記事:#SVG で スクラッチくじ を作ってみた - 職業プログラマの休日出勤
実体:SVGスクラッチくじ
PDF Cheatsheet
PDFを手書きする際にいつも困るのが、コンテンツストリームに書き込む描画コマンドです。よく使うコマンドは覚えられるのですが、そうではないコマンドを使うことも多々あります。それを助けるためのチートシートです。
紹介記事:PDF Cheatsheet を作った - 職業プログラマの休日出勤
実体:PDF Cheatsheet - www.tmotooka.com
バイナリのチラ見せツール BinaryChirary(バイナリーチラリー)
ファイルの先頭 128 bytes を少しずつ見て行き、そのファイルが何のファイルであるのかを言い当てる早押しイントロクイズ「バイナリイントロクイズ」を実施するためのツールです。指定したファイルの先頭 128 bytes を 1 byte ずつ、最大 128 bytes までを表示します。
リポジトリ:GitHub - motooka/BinaryChirary_web: バイナリのチラ見せツール「バイナリーチラリー」の HTML/JavaScript版。バイナリイントロクイズ用。
ひ・み・つ のソフトウェア
これらは公開できない、または名前を触れられないソフトウェアです。
とある音楽団体の公式Webサイト
いわゆる LP (Landing Page) 1枚もののWebサイトです。デザイン、コーディング、各種管理業務など全て自分一人です。
Bootstrapベースの静的Webサイトで、S3のバケットに置いて公開しています。
自分用 Twitterクライアント
自分の用途に合ったTwitterクライアントを自作して、実際に使っています。Webサーバ上で動作するWebアプリです。
スケーラビリティ(ユーザ数が増えたときの対応)の面で非常に弱いため公開には至っていませんが、この問題を解決し次第、公開します。
早押しクイズシステム
前述の BinaryChirary(バイナリーチラリー)と組み合わせて使うシステムです。物理的に遠く離れた場所に居ても、ビデオチャットなどで繋がってさえいれば早押しクイズを楽しむことができるWebアプリです。
こちらもスケーラビリティに難があるため公開していません。
楽譜管理システム
所属しているバンドで使っている、楽譜管理システムです。音楽演奏団体というものは大抵、何かしら楽譜を管理する必要があるのですが、どのような台帳で管理するのか、そしてその情報管理体制の良し悪しは、担当者の知識と経験に大きく左右されてしまいます。それをある程度標準化するためのWebアプリです。
最初のバージョンは2015年の年末頃に作ったのですが、今でもメンテナンスしていますし、むしろ2016年の方が開発量は多いです。
ゆくゆくは公開することになると思います。
スライド
EULA というラスボス
speakerdeck.com
タイトルはダジャレですね。
3月の関モバで喋った話です。我々アプリ開発者が提供している iOS / Android アプリはデフォルトではどのような契約に基づいてユーザの手元に届けられるのか?という内容です。
Use the <use> Element
speakerdeck.com
8月に名古屋で開催されたSVGの勉強会のLTで喋った話です。<use>要素を使えばこんなこともできますよ!というご紹介です。
お気軽!お手軽!スクレイピング
speakerdeck.com
8月のシェル芸勉強会のLTで喋りました。PhantomJSを使ってスクレイピングする手法を紹介しています。
サーバにやさしい アプリ作り
speakerdeck.com
10月の関モバで喋りました。iOS / Android のアプリがサーバと通信するとき、サーバをいじめないでね☆ という内容です。
復習 Code Signing
speakerdeck.com
12月の Cocoa関西 で喋りました。Mac / iOS のアプリを開発する際に、リリース直前になってからトラブルになりがちなコード署名の話をしています。
会社
今までブログでは言及していませんでしたが、2016年5月に自分の会社を作りました。
立ち上げる1年ほど前の2015年4月、詳細は伏せますが、当時の勤務先の経営方針や営業方針には納得いかないものや稚拙なものが余りにも多く、そんなんするんやったら自分で会社立ち上げよう!と思い立ちました。とは言えども自分には会社法やら何やらの知識がとことん不足していることが明らかであったため、十分な準備期間を設けてから起業しようと考えました。
学習と準備が進んでいき、さてそろそろ退職かなーと思ったところで勤務先の状況が少し変わり、少なくとも自分個人にとってはそれほど酷く不利に作用しないような環境になりました。また、高い能力を持った同僚たち、素晴らしい素質を持った後輩たちとはもうしばらく共に仕事をしていたいという想いもあって、勤務先を退職せずに副業として起業するという形に落ち着きました。かなり迷いましたが。
勤務先にも片足残した状態にする以上、今後は副業で得た知識を勤務先にも持ち込み、環境改善や業務改善に取り組んでいくことも自分の使命になっていくことでしょう。
作った会社でも当然のことながらソフトウェアの開発を行いますが、当面は受託の仕事は積極的には受けることは無く、製品を作って売っていく形の事業になります。平日は勤務先の仕事、土日は勉強会や音楽活動に参加したりということで思うように作業の時間が取れずにいますが、今後も少しずつ製品を仕上げていきたいところです。
さいごに
こうやって振り返ってみると、本当に沢山のものを作ってきたんだなーと思います。
来年も色々作ります。
2017年、数え年で 0x24
歳です。0x12
の倍数ですから、「ヘキサデシマル年男」とでも名乗ろうかなと思っています。もちろん10進数表記でも年男です。
2017年もよろしく。