電車の中で、就活生や転職希望者の履歴書を広げて眺めているおっさん。
数年前あたりから見る機会がすっかり減りましたが、昔はよく見かけたものです。
(もちろん重要な機密情報の積極的な漏洩にあたりますから、大半の事業所においては、そんなおっさんには懲戒解雇処分を下した上で、損害賠償請求を起こさなければなりません。)
そんなおっさんを目の当たりにしたとき、こちらが意図せずとも履歴書に書かれた住所がチラッと見えてしまうこと、ありましたよね? よく見知った地域の住所であればすぐに認識できるものですけれども、1〜2文字だけしか読めなかった、ということがあったものです。
仮に、貴方の目の前のおっさんが広げている履歴書の住所欄に「昴」(すばる)の文字が見えたとしましょう。日本の住所の中に「昴」の文字が含まれるものは、いくつあるでしょうか?
マンション名で使われている事例を除けば、住所はここまで特定できてしまうのです。自分の住所が1文字だけ(+それが住所の中の一文字であるという情報)が漏洩したとき、それだけでどこまで住所が特定されうるのか、気になりませんか? 私は気になります。ちょっと調べてみましょう。
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