職業プログラマの休日出勤

職業プログラマによる日曜自宅プログラミングや思考実験の成果たち。リアル休日出勤が発生すると更新が滞りがちになる。記事の内容は個人の意見であり、所属している(いた)組織の意見ではない。

文字の解析結果とともに生きる:CharViewer バージョンアップ

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文字の Unicode Code Point や UTF-8バイトシーケンス、簡単な説明、といった情報を手軽に調査して表示してくれるMacアプリ「CharViewer」を約10ヶ月振りに更新しました!

どんなアプリなのか?については、最初のリリースの時の記事 を見て頂ければと思いますが、一言で言うと 文字化けとかの調査で最高に役立つMacアプリ です。
以下、この記事は、今回のバージョンアップの内容などについて語っています。

何が変わったの?

テキストを入力すれば、そのテキストに含まれる文字の情報が表示される、というのが本アプリの基本的かつ唯一の機能でしたが、表示された結果を右クリックすることで、選択した文字の情報をクリップボードにコピーできるようになりました。もちろん、複数の文字を選択*2した状態であれば選択した文字全体の情報をコピーすることができます。そう、CharViewerならね😎

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右クリックメニュー
コピーした結果を何に使うのか?は、仕事等で文字化けの調査をしたことがある方なら想像できると思いますが、その文字の情報をネットで検索したりするのに使います。もちろん、利用者の皆様方におかれましては、もっと多様な用途があることでしょう。
何故今回のバージョンアップを実施したのかと言うと、この10カ月間の間に、私自身が仕事のトラブル対応の場面で「CharViewerから解析結果をコピれたら便利なのに」と思ったことが5回以上あったから、です。文字化けのようなトラブルには二度と遭遇したくないというのは本音ですが、職務上どうしても遭遇することはゼロにはできませんし、このようなツールが手元にあることで精神が落ち着くものです。

何を変えなかったの?

今回のバージョンアップにあたって、今後の開発に役立てる目的で、以下の機能を盛り込むようにしようと考えました。

  • (非 Mac App Store 版について)新バージョンがリリースされていないか確認する機能(Sparkleの導入、など)
  • (非 Mac App Store 版について)アプリの利用者がどれくらい居るのか?を数えたりする機能

実際にある程度は実装も進めたりしていましたが、ふとXcodeの画面を見ると、このような状態でした。

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CharViewerの権限設定(Xcodeのスクショ)
この、何もネットワークで通信せず、(アプリの設定ファイル以外は)ファイルの読み書きも何もしないという、まっさらな設定を壊すことになるんだなぁ、と思って辞めました。
(という訳で、実は Mac App Store でない方でインストールされた皆様方については、ユーザが何人いるのかすら私は知らないのです😅)

なんでこのタイミングでの更新なの?

仕事の、昨日締め切りのタスクが無事に終わったので、その開放感から、昨日の夜になって集中開発を開始したのでした😅

https://twitter.com/t_motooka/status/1270234065258479616?s=20

バグを見つけたり、素晴らしい追加機能を思いついたり、作者に感想を送ったりしたいんだけど、どうしたらいいの?

次のような方法で作者に連絡することができます。いずれにせよ、作者が見ていない可能性はありますので、その際はご容赦下さいませ。。

  • このブログ記事にコメントを残す
  • 作者のTwitterアカウントにmentionやDMを送る(万が一、ブロックしてたらゴメンねー)
  • アプリの詳細ページ(ストアからリンクあり)からリンクのあるところにメアドが書かれているので、そこにメールを送る

さいごに

このリリースを祝して、ピザ屋さんでピザを買ってきて食べました。美味しかったです。

*1:Mac App Store の外で配布されているMacアプリのこと。MASが使えない人向けだったり、MASに出せないアプリだったり。

*2:ドラッグ&ドロップのようなマウス操作とか、commandクリックとか、shiftクリックとか。