8月に麻疹(はしか)日本国内発生のニュースが流れてきて、その後も発症例が増加しているという話を受けて、麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)の接種を受けてきた。
はしかの抗体検査について調べてる。
— T.Motooka (@t_motooka) 2016年9月1日
ぼっちでも伝染病の抗体は持ってた方がいいよ
— T.Motooka (@t_motooka) 2016年9月1日
ワクチン接種を受ける意義
何故受けた方が良いか?について筆者が適当に語るコーナー。
はしかの件をいろいろ気にしてるのは、身近なところに妊婦さんが居るからであって、そういう人が居なかったらもっと雑な対応してると思う。
— T.Motooka (@t_motooka) 2016年9月4日
基本的にはこういう思考である。
世代的な話
1977年4月2日~1990年4月1日に生まれた世代は1回接種法であり、キャッチアップキャンペーン非対象だった。免疫がついていない可能性が高く、最も感染の危険が高い年代。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BA%BB%E7%96%B9#.E4.BA.88.E9.98.B2
ヤバそうである。
事業継続計画(BCP)
筆者の勤め先においても 1977年度〜1989年度生まれ の人は非常に多く、麻疹の大規模な流行があれば従業員の健康のみでなく、事業継続そのものが脅かされることも考えられる。
会社としても、伝染病は事業停止リスクそのものなんですよねー。
— T.Motooka (@t_motooka) 2016年9月1日
やっぱり、リモートワークの制度設計&運用開始は急務。
リモートワークが整備されていたとしても、潜伏期間が長い、かつ、潜伏期間でも感染力のある伝染病 という存在には弱い、という話はおそらく正しい。だけど整備されていないよりは整備されている方が良いに決まっている。伝染病への合理的な対策というのは打っておくに越したことはない。
筆者の業務の一つであるサーバ管理、こういう仕事は、誰か一人以上の人間が活動できる状態であることが強く求められる。そんな中でサーバ管理者全員が麻疹で倒れたりしたら、鯖缶本人やその家族たちだけでなく事業も傾く。怖い話だ。
ワクチン接種を受けるための活動
冒頭に掲げたtweetをした9月1日より、接種についての情報を集め始めた。しかし、接種の情報の多くは子供達(の保護者)に向けたものであり、成人が接種を受けることを主目的にした情報はほとんど手に入らなかった。接種実施の病院の一覧も、簡単には手に入らないようである(筆者は結局入手することができなかった)。
やっぱり接種を受けるのは無理なのだろうか?と思いながら、数年前に一度お世話になった内科の先生のWebサイトを見てみると、そこにはMRワクチン接種をやっていることが明記されていたため、電話で問合せた。予約も予想外にすんなりと取ることができた(9月5日時点)。
電話で喋った感じだと、医院では通常は在庫を持たず、予約を受けてから業者さんから仕入れるような感じだった。電話問い合わせから接種までの間には数営業日を空ける必要があった。
そして予約していた日に病院に行くと…、なんと接種を見送りされてしまった。理由は筆者自身の風邪。自分では大丈夫なつもりだったが、先生の判断だから仕方がない。
通常の手当てを受けてから数日が経過した今日、無事に接種を受けることができた。費用は1万円とちょっとくらいだった。
これから受ける皆さんへ
筆者が接種を受けた病院の先生曰く
- 卸売りの業者さんのところにも、そんなに在庫は残ってないし、入ってこないようである
- ワクチンは病原体を培養して製造されるという性質から、いきなり増産できるようなものではない
- 病院への問い合わせは増えてきている
という話だったので、今年中の接種は難しいかもしれない。健闘を祈る。