職業プログラマの休日出勤

職業プログラマによる日曜自宅プログラミングや思考実験の成果たち。リアル休日出勤が発生すると更新が滞りがちになる。記事の内容は個人の意見であり、所属している(いた)組織の意見ではない。

寝耳に水(物理)

先週の話だが、シャワーの水が左耳に入ってほとんど聞こえなくなるという事件が発生した。
朝シャワーを浴びるときに耳に入り、よくある取り方(飛び跳ねる、etc)を試したものの取れず、諦めて出勤。
夜寝るときは水が入っている方の耳を下にして寝たものの取れず。
翌日夕方になっても取れなかったため耳鼻科の先生のお世話になった。

通常の取り方

「たぶんそうだろう」とは思っていたものの、通常の取り方

  • 水が入っている方の耳を下にして、飛び跳ねる
  • 水が入っている方の耳を下にして、頭を叩く
  • ティッシュを丸めて耳に入れる

などの手法は逆に有害であったり危険であったりするらしい。あまり長時間試す前に「これってヤバいのでは?」と気づくことができて良かった。

じゃあ、どういう取り方が家庭の医学として正しいのだろうか?と思って調べてみると、多くのサイトが次のサイトへリンクを貼っていた。きっとそれなりに効くのだろう。
www.surfersite.com
だが、自分には効かなかった。

「数時間待てば自然に蒸発する」という話もあるが、自分の場合は36時間程度経過しても蒸発しなかった。

耳に水が入っている間の聴こえ方

水が入っていると、次のような聴こえ方をした。

  • 音そのものは聞こえる
  • 言語である場合、言葉を言葉として認識できないくらい、ぼやけて聞こえる
  • 他方の耳は聞こえるため、そちらからの言語は認識できる
  • 何か音が鳴ったとき、その音がどの方向から鳴っているものなのかを認識できない
  • 水が入っている方の耳は、高音域がカットされたような音が聞こえる

まあ、それなりにつらかった。

触覚への影響

耳に水が入っている時間が長くなってくると、良くも悪くも慣れてきてしまう。
そうなると、「あれ? いま耳に水が入ってるんだっけ?」と不安になる。
そこで取る行動は、両手で両耳の耳たぶを触り、左右で聴こえ方を比較するというものだった。
水が入っている方の耳は、高い音が聴こえにくいという状況だったため、細かな毛が擦れて鳴る音は聴こえなかった。その結果、水の入った方の耳はツルツルの表面、他方の耳はフサフサの表面であるかのように触覚が反応したような気がした。もしかすると、聴覚は触覚を助けるような役割があるのかもしれない。

病院に行った結果

祝日明け、かつ、花粉症の季節という事情が重なって、耳鼻科は大混雑だった。


診察の順番が自分に回ってきて、耳鼻科の先生に診て頂いたところ、「あー、簡単に確認できるほど水が入ってるねー」、と。そりゃ蒸発もしない訳だ。
耳の中専用(?)の吸引機で吸引してもらったら、すぐに良くなった。

さいごに

耳に水が入ったままの状態だと、バイキンが繁殖していく危険性が考えられる。病院に行くべきだとネット上で多く言われていたし、自分も同意している。
みんなも、耳に水が入って取れなくなったら無理して頑張ったりせず、病院に行ったら良いと思う。