Facebookには似た書き込みをしましたが、先日、MDで保管していた録音を全てPCに移し終わりました。ほとんどは2001年〜2002年頃所属していたビッグバンドの録音だったのですが(よく今まで保管してこれたなぁと自分でも思います)。高校生時代のものもバリチューバ四重奏のものが1枚だけありました。
これでようやくMDとサヨナラできます。再生装置も処分です。MDにはカセットテープに代わる上書き可能な音声記録媒体として1997年頃から2006年頃までは大変お世話になりました。
録音を移すとは言っても実態はMDで再生したサウンドをPCで録音するという作業ですので、非常に長い時間を要しました。せっかくデジタルでデータを持っているのにも関わらず敢て可搬性を殺しているMDのようなメディアは、早くこの世から消え去って欲しいものです。既に虫の息ではあるようですが(笑)
一般的な音楽を聴くという用途ではiPod等の各種再生装置に取って代わられ、物理的な可搬性のある録音装置という用途でもICレコーダやiPhone等に取って代わられました。MDはデータの可搬性さえ備えていればもっと生き延びただろうになぁ、と思うと残念でなりません。
話は変わって。
この作業をやるにあたって当然ながらその録音内容を聴くことになる訳ですが、「あぁ、ここはもっとこういう表現にしておけば良かった」「もっと○○な練習をしておけば良かった」「これはカッコいいけど、今じゃ再現するのは難しいなぁ」など、いろいろ感想を抱きました。10年前の自分自身の演奏からも学び取れることは実際にあります。
これらの録音を時々聴いて、これからの音楽活動に活かしていきたいものです。