職業プログラマの休日出勤

職業プログラマによる日曜自宅プログラミングや思考実験の成果たち。リアル休日出勤が発生すると更新が滞りがちになる。記事の内容は個人の意見であり、所属している(いた)組織の意見ではない。

さあ、光の世界へ。

自宅に光回線を引いた。

今まで使っていたもの

WiMax を使っていた。
ワイヤレスゲートWi-Fi + WiMAX | 株式会社ワイヤレスゲート
2011年の中頃くらいから契約していたと思う。オーストラリアに滞在している期間中も、従量制課金のプラン「ステッププラン」に切り替えて月400円程度の負担で維持してた。(帰国直後にネットが無かったら人生が詰むことがわかっていたため、あえて維持していた)
最近は1年縛り(リピートあり)の契約「年間パスポート」で、月4000円程度の金額で運用していた。速度は実測で5Mbps程度だった。

これから使うもの

IIJmioさんが提供する「IIJmioひかり」を利用させて頂く。
高品質な光回線インターネットサービスのIIJmioひかり
もともとiPhone6をIIJmioのSIMで運用しているということもあり、支払いをまとめることができるなどの面で都合が良い。そして何よりも技術的な信頼度が他社とは格段に違う(これは個人的に抱いている印象)。
2年縛りはあるものの解約金は5000円程度だし、2年に1度「更新月」が来るタイプのクソ契約ではなくて最低利用期間という取り扱いであるから、2年経過後はいつ解約しても問題無い。他社の営業姿勢がグダグダになってきている中で、これは非常に魅力的な商品である。
回線はマンションタイプで光ケーブルが各戸まで来るもの。
先日工事が完了して速度測定してみたら、下り17Mbps、上り70Mbpsという結果が出てきた。上りに比べて下りが遅いのは、ボトルネックを特定する必要がありそう(家庭内の無線LANボトルネックである可能性も否定できない)。まあ、それでも十分速いが。

乗り換えの経緯

WiMaxは 2+ という、まるでMSXを思い起こさせるような名称の規格が誕生し、サービス提供開始している。その新サービスに帯域を割り当てるために、WiMaxの帯域をせばめることが以前からアナウンスされてきた。もちろん、WiMax2+へ移行してねというメッセージ付きだ。という経緯でWiMaxからの乗り換えを検討し始めた。
ところが、WiMax2+には通信量制限がある。3日で3GB、1ヶ月で7GBを超えると制限がかかって128Kbpsになる。
公式の解説ページ
携帯電話回線で3日で1GB制限に引っかかるのは正直言ってどうかと思うが、PCを接続する回線で3日3GB制限があっては、OSのアップデートとかで爆死する危険がある。
制限がかかった後もWiMax規格で通信すれば理論値13Mbps程度ではあるものの実務上は問題無く通信ができる。しかし、WiMax規格で通信できることを知った(=上記のページの情報を入手できた)のはIIJmioひかりの契約が完了した後のことだった。こんな解説ページ、以前は無かった気がする。
まあそもそも、WiMax2+の2年縛りは自動更新型であるから、かなりの高確率で解約金1万円以上を徴収されることになる訳で、気軽に結ぶことのできる契約ではない。

バックアップ回線

今までお世話になってきたWiMaxの回線は、プランを従量制の「ステッププラン」に切り替えた上で、バックアップ回線として維持する。
自宅の回線に冗長性を持たせるとか職業病全開な感じもするが、これは必要なものだ。
メインの光回線にトラブルが無ければ400円運用、トラブルがあれば5000円程度での運用となる。バックアップ回線としてのコスパは非常に高いと言える。皆さんにも強くオススメしたいところではあるが、WiMaxは新規受付を停止しているし、WiMax2+には「ステッププラン」に相当する最低利用期間無しの従量制プランは提供されていないから、残念ながら新規の導入は極めて難しいだろう。