職業プログラマの休日出勤

職業プログラマによる日曜自宅プログラミングや思考実験の成果たち。リアル休日出勤が発生すると更新が滞りがちになる。記事の内容は個人の意見であり、所属している(いた)組織の意見ではない。

かわいい文字列

いま流行りのゲーム「Splatoon」には、どっぷりハマっている。ゲーム内容の素晴らしさもあるが、至るところに仕込まれているユーザビリティの工夫の数々には日々惹きつけられ続けている。

そういった工夫の中の一つに、文章を読み易くするためのものが挙げられる。
スクリーンショットの貼り付けは差し控えさせて頂くが、助詞のフォントサイズが小さいのである。

皆さんは日本語の文章から助詞が取り除かれたとき、どのように読めるのか試したことはあるだろうか?

例えばこの文であれば

皆さん 日本語 文章  助詞 取り除かれたとき、どのよう 読める  試したこと あるだろうか?

となっても、ある程度読めてしまうのだ。

そういう話は、自分が高校生だった頃に国語の先生から聞いた覚えがある。また、大学生の頃に音楽系の先輩から、チラシか何かを作成する際のテクニックとして助詞を小さくするものだと教わった覚えがある。
冒頭で紹介したSplatoonというゲームは、ゲームの画面内にこのテクニックを用いているのだ。
ゲームと言えば速読。速読のためには、目に入ってくる文字数は少ない方が良いに決まっている。しかし、文字を消すわけには行かない。そこで、助詞を小さくすることは非常に有益である。

Web での話

Webでも同じことが言える。このブログ「職業プログラマの休日出勤」の記事のように(ブログとしては)長めの文章を掲載する場合は特に、助詞を小さくすることに大きな価値があるだろう。
そこで、助詞だけ span で囲んでスタイル定義し易いようにHTMLを返すWebアプリを作ってみた。

小さくて可愛い助詞

まだまだ改善の余地は多くあるが、文章が主体となるようなWebサイトのデザインを担当されている皆さんには、ぜひ使ってみてもらいたい。